2022/09/19 交通事故治療
交通事故での怪我『整形外科』『整骨院』役割のちがいとは?札幌市整骨院
「交通事故にあってしまったら当院へ」
こんな整骨院の広告を一度は見たことがあるのではないでしょうか?
当院も交通事故に遭われた方からの問い合わせを多くいただきます。
問い合わせいただく中で多くある内容として、以下のようなものがあります
「初めて交通事故に遭ったからどうしていいかわからない」
「整形行ったんだけど転院して整骨院に通いたい」
整形外科と整骨院
同じように見えて実は役割が違います
今回は交通事故の治療に関しての整形外科と整骨院の違いを見ていきたいと思います。
交通事故治療
まず交通事故によって怪我をした場合、「損害賠償請求」というのが行えますが、これは必ず医師の診察と治療を受けていることが必要になります。
症状が緩和するまで治療を受け、後遺症が残った場合は後遺症の等級認定というものを受けます。
その際は症状に対しての医師の診断がなければ治療費の請求や後遺症障害認定に支障が出ますので注意が必要です。
治療を受ける自由
交通事故に遭い怪我をしてしまった場合、どこで治療を受けるのかは基本的にご本人の自由になります。
事故直後に救急車で運ばれ、意識不明で緊急的な処置を受ける場合を除いては、被害者に病院を選ぶ権利があります。
まずは医師の診断を
交通事故の遭ってしまったら、必ず整形外科の医師の診断を受けましょう
交通事故の現場において痛みや不調を感じていないが為に、そのまま仕事に戻ったり帰宅するようなことはしないでください。
事故直後に医師の診察を受けないデメリットとして、その後身体の不調を感じ、治療をしたり、最悪の場合後遺症が残ってしまったとしても、事故との因果関係が認められず、損害賠償請求ができなくなる場合があります。
また、病院や医師に診てもらえればなんでもいいということではなく、しっかりと診断受けなければ、補償が受けられない可能性があるということを覚えておいてください。
その場で痛みがない場合も?
救急車で運ばれるような怪我の場合を除き、その場で体に痛みがなくても、当日中に病院へ受診し医師の診断を受けましょう。
交通事故直後は、加害者も被害者も興奮状態にあります。
警察や救急車が駆けつけ、事故の当事者同士でどちらが悪いのかなどの争いがあることも考えられます。
その場合、骨折などの大きな怪我をしていても痛みを感じない場合もあるのです。
また、むちうち症など交通事故特有の怪我の場合、事故から数日が経過してから痛みが出てくることが多くあります。
可能ならば、レントゲンやMRIなどの精密検査を行うことをおすすめします。
物損事故?人身事故?
事故に遭ったら、警察に事故状況を説明し、人身事故であることを伝えることもとても重要です。その場で人身事故であることを主張せず、当日病院受診もしない場合、物損事故として処理されてしまいます。
その後に痛みが出てきたり、身体の不調を訴えたとしても加害者からの治療費の支払いがされない場合もあるので注意しましょう。
診断書
先ほど事故での怪我は医師の診断を受けましょうというお話をしましたが、損害賠償請求を行う為には医師が作成する診断書が必ず必要になります。
交通事故による怪我ということを証明する為には、事故後すぐに診断を受ける必要があります。
軽い怪我であれば、事故からの時間が経ってしまうと事故による負傷なのかの判断が出来なくなり、診断書を発行してもらえなくなります。
これは示談交渉においてもとても重要で、事故日と診断日が離れていると、本当に事故による負傷なのか疑われることもありますので注意が必要です。
柔道整復師が作成した診断書でも、治療費の受け取りができることもありますが、後遺症障害認定で有効とされているのは医師の診断書のみです。
なので、医師の診断を受けた上で、医師と相談しながら整骨院に通院するのが最善の方法です。
整形外科と整骨院の違い
交通事故の治療のために整形外科だけではなく、整骨院に通院される方が多くいらっしゃいます。
整骨院では医師ではなく、柔道整復師という国家資格者による施術を受けられます。
柔道整復師は補完医療の専門家として医学的な知識があり、打撲や捻挫などの治療をするため、交通事故でのむちうちや打撲の治療の為に通院をする人が多くいらっしゃいます。
整骨院の治療も自賠責の保険金対象
自賠責の保険金の支払い基準に
「免許を有する柔道整復師、あんま・マッサージ・指圧師、はり師、きゅう師が行う施術費用は、必要かつ妥当な実費とする」
と規定がなされているので。整骨院の施術費用は加害者に請求することが可能です。
整骨院へ通院を
整形外科では、医師が診察や治療にあたり、確実に保険の取り扱いもしてもらえ、レントゲンやMRIなどの精密検査、投薬、手術が可能です。
ここまでの話で、交通事故での負傷は医師の診断の必要性を多くお話してきたので、
整形外科の通院だけでいいのでは?
と感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
もちろん、事故治療において整形外科への通院は必要不可欠です。
では、なぜ事故の怪我の治療を整骨院で行うのでしょうか?
整形外科へ通院したことがある方はお分かりかもしれませんが、通院の時間帯がかきられてしまい、お仕事や日常生活の中で満足に通院できない方が多いです。
また、整形外科の医師は必ずしも交通事故による負傷に精通している医師ばかりではありません。
その反面、整骨院は遅い時間帯や休日でも対応をしているところが多く、交通事故の怪我に特化した医院も多くあり、保険対応での施術が可能です。
このことから、利便性を考え、整形外科で医師による診断を受け、整骨院で治療を行う人が多くいるのです。
当院でできること
交通事故の治療において、整形外科と整骨院の役割についてお話ししてきました。
当院では、各院に柔道整復師が在中しており、交通事故治療の対応を行なっております。
徹底した個別対応となっており、症状の状態に合わせた治療で事故前の生活に1日でも早く戻れるようお手伝いさせていただいております。
交通事故治療無料相談
保険会社の対応や整形外科の受診、毎日変わるお身体の症状など不安になることがたくさんあるかと思います。
今の時代はネットで調べたら良くも悪くも情報が溢れるほど出てきます。
何が正しくて、何が間違っているのか判断がとても難しいと思います。
当院では、交通事故治療の無料相談をおこなっており、事故状況などをお伺いした上で、お一人おひとりに合わせた対応方法をお話しさせていただいております。
わからないことはお一人で悩まずまずは当院までご相談ください。